先日の議会運営委員会にて西宮市の令和5年度決算の概要が明らかになりました。
実質単年度収支は令和4年度の約42億円の赤字に続いて、令和5年度も約38億円の赤字でした。石井市長就任後、自身が予算編成に完全に関わった年度6回のうち、4回赤字、他の2回も特別な理由による黒字。全国的にも、あまり耳にしないくらい財政の危機的状況が西宮市で発生しています。
令和4年度と比較して何よりも厳しいのが、財政基金の取り崩し額です。
令和4年度は21億円
令和5年度は41億円
の取り崩しとなります。
そして、その基金残高も約168億円。残り4回分です。
年末までには西宮市財政構造改善基本方針の詳細が明らかになりますが、その大部分を占める人件費の削減。昨今の民間の賃上げ傾向から、今年の人事院勧告に倣うと、削減どころか人件費は大幅に増加します。
人件費で約20億円の収支改善を目指すと石井市長は当初発言しましたが、どのように実現させるのかを注視するとともに、もともと人件費率が高いことを指摘し続けてきた立場からも、実現に向けてしっかりと石井市長をバックアップしていきます。
参考資料として西宮市のHPに掲載されている詳細な資料です。