憲法改正と言えば、9条や緊急事態条項の議論がほとんどですが、来る参議院選挙で東京選挙区の定数が増えて6人になる一方、鳥取・島根や香川・徳島が合区で1人に減ります。法の下の平等で一票の格差是正のために、都市部選出議員は増えて、地方選出国会議員の数が減ることがどうなのかと思います。
面積要件や県で〇人といったように憲法改正しないと、この問題は解決しません。ますます、都市部の声が大きくなり、地方の声が小さくなるのですが、これも都市部の方にすれば、人口が多いんだから当然という考えになるでしょう。また、選挙区が広くなれば、事務所やスタッフの数を増やす必要があり、普段の政治活動にもお金が必要になります。
都市部にも地方出身の方や親が地方出身で、地方と無関係な人は少ないでしょうから、このまま最高裁の判決に従って都市部の声が大きくなる政治にするのか、一票の格差の問題も踏まえて、どうやって地方の声が届く政治にするのか、地方創生と言われる昨今だからこそ、議論が必要だと思います。